ゲイカップル、犬と暮らす

ゲイカップルと柴犬の小太郎との暮らし

Y君と小太郎、仲直りする

仕事で家を出ると晴れてた。久しぶりに太陽を見た気がする。向こうの方は曇ってたけどな。

小太郎も暑くて夜の散歩は大変そうやった。引っ張りもせずテンション上がらずにトボトボ歩いてるし。

向こうの方で小さいワンコが元気に歩いてるのを、一緒に立ち止まって見ていました。小太郎、見てみ。あんなに小さい子でも楽しそうに歩いてるんやで。

暗い道にゴキブリ。ガサガサしてる。最初、俺は気付かなかったんやけど、小太郎が反対の方に歩こうとしてるしそれで気が付く。怖いんか。この前の散歩の時に驚かされたもんな。

今夜は何匹も遭遇して、その度に急に立ち止まったり逃げようとしたり。秋になれば会わなくなるしそれまで我慢やな。

帰宅後、リビングでゴロゴロしてたんやけどY君が風呂に入る前にバスタオルをバタバタしていて、それが嫌で自分の部屋にこもる。めっちゃ走って行ったもんな。

ご飯の後にジトーってY君を見てるし。撫でてくれのポーズもせずに恨めしそうに見とる。いつもなら撫でてくれって騒がしくしてるのに。

「なんや?怒ってるんか?」

Y君が撫でようとするとケージに入るし。可哀想なY君やな。小太郎からしてもバタバタが嫌やったもんな。お互い様やな。

「仲直りしいや」

Y君にガムとオヤツを渡した。それで仲直り出来るんちゃうかな?

「別にオレは何も思ってへんし」

はいはい、小太郎が冷たい日とかはブツブツ文句言うてるやん。

Y君からオヤツをもらって小太郎は機嫌がなおった。

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ガムを噛んでる子。ここ最近は薄いやつを食べさせてる。ブロック型のもええんやけど、こっちの方が食べやすそうやな。

今は風呂上がり。早く寝よ。小太郎は俺の顔を見てる。あんたも早く寝るんやで。

 

そんな感じ☆