ゲイカップル、犬と暮らす

ゲイカップルと柴犬の小太郎との暮らし

おばあちゃんと戦争

この数週間、第二次世界大戦を扱った映画やドラマを見てた。俺は昔からよく戦争を扱ったやつを読んだり見たりしてる。

18歳の時に従兄弟に会いに沖縄に行ったんやけど、「ひめゆり平和祈念資料館」に連れて行ってもらったし、14歳だったかな?終戦50年の8月6日は広島の平和記念公園にいたな。

保育園の時は、夏になると廊下に被爆された方の写真や沖縄戦で自決された方たちの写真が貼ってあって、そこを通るのが怖かったりしたんやけどね。オカンが写真を見てた時に早く行こうと手を引っ張ったのを覚えてる。

父方、母方の祖父母は戦争体験者。父方の祖母から戦時中の話を聞いたことがある。

ばあちゃん、めっちゃ怖いんよね。チャキチャキ動くし、俺や弟がマイペースやし、それにイライラしてたこともあると思う。

近所に住んでたし、うちの母親が亡くなった後しばらくは家に来てくれて、俺や弟の面倒をよく見てくれてた。

今でも弟はばあちゃんが苦手なんかな?よく怒られてたもんな。小さい時はばあちゃんに会うのを嫌がってたもん‪。

おばあちゃんから戦争の話を聞いたのは中学の時かな。何気に自分から聞いたんやと思う。おばあちゃん、戦争中は何してたん?みたいな。

ばあちゃん、終戦の頃は大阪の学校の女学生。勉強はほとんどせずに軍隊に協力してたとか。

そして、めっちゃマイペースやったんやて。ちょっと信じられなかった。今と大違いやん。

寮で起きるのも1番最後やし、ご飯を食べ終わるのも1番最後やったとか。あんたら兄弟みたいに何するのも遅かったやったんやでって言うてたな。遅すぎてよく怒られてたらしいもんな。

ある日の空襲の時、寮の近くに爆弾が落ちてびっくりしてしまい、その日から早めに行動するようにしたとか。なんかね、防空壕に行くのに遅れたらしい。

そして大阪大空襲の日はホンマに恐ろしかったって言うてたな。焼夷弾が落ちまくってた中、兵隊さんに連れられて有馬温泉の方まで逃げたらしい。

その話を聞いた時、俺も怖くなってしまったもんな。人が住んでるところに飛行機が飛んできて爆弾を落としていく.........うーん。今の日本じゃ考えられへんよな。

おばあちゃんの葬式の時、ばあちゃんの妹と弟が大阪大空襲の話をしてた。ばあちゃんの妹が母親と一緒に有馬温泉まで迎えに行ったって。その話もばあちゃんが言うてたな。

ばあちゃんが亡くなって10年くらい。もう少し昔の話も聞いときたかったなって思う。

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今日の小太郎。寝ようとするY君を見てるし。遊んでほしかったのかな。

戦時中は人間だけやなく動物も大変やったんよね。供出っていうて軍隊に連れて行かれて軍用犬にされたり毛皮や食肉にされてたらしいもんな。人によってはペットを死なせなくないから逃がしたりする人もいたとか。

そんなことが二度と起きませんように。

 

そんな感じ☆