ゲイカップル、犬と暮らす

ゲイカップルと柴犬の小太郎との暮らし

俺とタロウ

 

初めて犬が可愛いと思ったのは保育園の頃。でも、その犬に出会うまで俺は犬が大嫌いでした。怖かったんです。

しかし両親は犬が好き。両親が結婚してから俺が生まれるまで10年以上。その間、犬を飼っていたらしいです。しかし病気で亡くなったり、玄関から脱走して車に轢かれて亡くなった。

実家の居間にはその二匹の犬の肖像画?が飾ってありました。

 

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秋に撮ったやつ

 

  

コリーと俺

まだ保育園に通ってた頃、何歳だろう?凄く小さかった頃。親が知り合いの所の犬をしばらく預かることになりました。

名前はあったんでしょうが、俺は犬種で呼んでました。コリー。大人になってから、その犬の名前を聞きましたが忘れてしまいました。

庭にいたコリー。気になる俺。コリーに近づいた時、蹴られてしまいそのまま側溝に落ちて大泣き。

すごく小さい時のことですが今でもその蹴られたことは覚えています。コリーとの出来事で俺は犬のことが怖くなります。

 

犬に追いかけられる

コリーが元の飼い主さんの所に戻った後、家の近所で友達と遊んでいました。

その時、近所の家の庭から白い大きな犬が飛び出してきました。

犬がこちらへ走ってきて、俺と友達は悲鳴を上げながら走りました。しかしすぐに追いつかれてしまい、友達の背中に覆い被さってきました。

ギャン泣きしてる友達と俺。俺たちの声を聞きつけたお姉さんが助けに来てくれました。そして犬を連れて行ってくれました。

今思えば犬は遊びたかっただけなのかもしれません。しかし当時の俺は恐怖を感じました。

 

子犬のタロウ

まだ小学校に入学する前、母親と道を歩いていると茶色の子犬に出会いました。

その子犬を家で飼うことになりました。

 

「紐はどうするん?」

 

そればかり気にしていたと思います。父親が庭に犬が暮らせるように簡易的なハウスを作ってくれました。その日はビニール紐をリードの代わりにしてたような気がします。

翌日、母親と首輪とリードを買いに行ったことを覚えています。

当時はウルトラマンが大好きで、その中でもウルマンタロウが好きでした。俺は子犬にタロウと名付けました。

 

 

 

俺とタロウ

俺は犬が怖くて、タロウのことも怖く思っていました。しかし気になります。

でも怖くて、母親が何か世話をしている時も後ろに隠れて見ていました。たまに手を舐められたりしていましたが、噛まれると思っていました。噛まれることはなかったんですけどね。

遊びたくても遊べないもどかしい気分。母親がリードを持ち、散歩に着いて行く。そんな毎日の暮らし。少しずつタロウにも慣れてきました。

俺が庭から顔を出すと、すぐそこにはタロウがいています。尻尾を振っている姿は今も目に焼き付いています。

 

大阪にいるタロウ

ある日、朝起きるとタロウがいなくなっていました。首輪が抜けてしまったようです。親が探してくれましたが見つかりませんでした。

めっちゃ悲しくて寂しくて、あんなに怖く思ってたタロウのことが大好きになっていました。

ある日、一緒に犬に追いかけられた友達にタロウがいなくなったことを伝えました。

 

「大阪のおじいちゃんがタロウを見たって言うてるで」

 

小学生になってからタロウの話題になり、嘘だと言われたのですが、その言葉でタロウは大阪にいると思い込みました。俺が大泣きしてるから元気づけようと思ってくれたみたい。

仕事で大阪によく行っていた父親に、タロウを探してきてくれるように頼んだりしていました。大阪になんて行っているはずは無いんですけどね。当時は大阪にいると聞いて安心していました。

タロウと暮らしたのは数ヶ月ですが、俺の初めての愛犬。今思い出しても、胸が苦しくなりますね。誰かに拾われて幸せな生涯を送ってくれていたら良いんですけどね。

 

その後の俺と犬

タロウがいなくなった後、何匹かの犬が来ました。みんな可愛い子。家にいている犬は大丈夫だったのですが他の犬が怖かったな。

中学生になっても野良犬に追いかけられたり、犬の散歩中に近所のボス犬に襲われたり。犬は可愛いんですけどね。怖いなと思うときもあります。

 

小太郎のこと

小太郎も茶色い子。小太郎の写真をブリーダーのサイトで見たとき、タロウみたい、この子と暮らしたいと思いました。俺の一目惚れ。

 

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イタズラしても可愛い

 

償いでは無いですが、タロウや実家の犬たちにしてあげれなかったことを小太郎にしてあげたいと思っています。

 

そんな感じ☆