当たり前ですが俺とY君は男同士なので子供は出来ません。
別にそれについては考えても仕方の無いことです。若い頃は自分の子孫が残せないんだ……とは思いましたが、今では“ふーん。別に良いや”って感じです。
家族と子供
俺には年の離れた弟がいます。まだ三十歳。Y君にも弟がいます。年齢は知りません。
俺の弟もY君の弟も結婚をして、今では子供がいます。
俺の弟の所は先日生まれたばかりなので、まだ会えていません。次の帰省の際に会えたらなとは思っています。
Y君の弟の子供は数年前に生まれ、会う度に写真を見せてくれます。その子供の話をする時のY君の顔は凄く嬉しそうです。
親戚や友人の子供たち
地元に帰る度、親戚の所の子供たちや友人の所の子供たちに会います。
子供の成長は早いもので、もう高校生や中学生になっている子もいます。
子供の成長を見ていると自分も年を取って来たんだなと実感します。みんなでワイワイしてた頃が懐かしいですね。
孫を見せてあげられない
俺の父親は孫を望んでいました。俺はその願いを叶えることが出来ません。しかし、弟が結婚したことにより子供が生まれました。
弟の子供が生まれた後、父親と電話で話したのですが本当に嬉しそうな声でした。お爺ちゃんになれたことが嬉しかったんでしょうね。そんな父親の声を聞けて良かったと思います。
お父さんと呼ばれた
うちに小太郎が来て、二回目の動物病院に連れて行った日。その日は混合ワクチンの注射の日でした。
診察室に呼ばれるとそこには女の先生。小太郎が病院嫌いにならないように注射をしているときにフードをを食べさせるように指示がありました。“注射=嬉しいこと”だと覚えさせるためです。
先生から小粒のフードが入った袋を受け取り、先生が注射を構えます。そして俺が小太郎にフードをを食べさせました。しかし小太郎の食べる勢いが凄くて注射針を刺した時には食べ終わっています。量が少なかったようです。
診察台の上を駆け回る小太郎。台から落ちそうになります。
先生と俺で小太郎を捕まえました。注射が痛かったのか、まだ人間に慣れていないのか分かりませんが落ち着きがなかったです。
お父さん、もっと食べさせて下さい
その場には俺と小太郎と先生しかいませんでしたが、一瞬誰に言っているのか分かりませんでした。
お父さん?あぁ、俺のことか。そう理解しました。
小太郎の飼い主の俺やY君は小太郎にとってのお父さんなんだ。
お父さんと呼ばれたこと、少し恥ずかしかったですが嬉しかったです。
〇〇パパ・〇〇ママ
動物のブログを見ていると、例えば“小太郎パパ”などの表現で書いていることがあります。
動物と暮らしていない人からすると、パパやママという表現が可笑しく思えるかも知れません。
しかし動物のことを本当の家族として育てている人が大半だと思います。凄く溺愛されている方もおられます。
小太郎は子供でいい
当たり前ですが俺とY君は男同士なので子供は出来ません……冒頭にこう書きました。
しかし今は小太郎のことを自分たちの子供のように育て、一緒に暮らしています。
犬は犬、子供と呼ぶことが理解出来ない。そんな意見があるのも知っています。
俺とY君は小太郎を人間扱いしていません。それでも二人の子供のような存在です。
当たり前ですが小太郎は犬です。柴犬の習性を理解し、小太郎にも俺たちのことを理解してもらい、お互い楽しく暮らしていきたいです。
別に俺たちみたいな形の家族があっても良いですよね。
そんな感じ☆